エンジン不調の原因の1つで、ほとんど知られていない
「燃料フィルターの目詰まり」
マイナーな存在だけど、役割は大きい燃料フィルター!
あなたのクルマは大丈夫?
ロータリードクターの石井です。
私の両手にもっている物が「RX−7/FD3Sの燃料フィルター」です。
別名、フューエルストレーナーとかフューエルフィルターとも呼ばれています。
さて、エンジンの爆発にとって無くてはならないのがガソリン!
ガソリン無くして、クルマは走ることはできません。
そんなガソリンは、給油すると、ガソリンタンクに溜まりますが
ガソリンタンク内部は、実は、かなり汚れています。
どうしてガソリンタンクに汚れが発生するのかは、給油時に混ざりこんだり、
ガソリンタンク自体が走行時に熱を持つと内部もガソリンも熱くなり
エンジンを停止すると冷えるといった温度差が生じることで水滴が発生して
その水滴がタンクを腐食させてしまい、サビが出てしまうことが原因です。
なので、ガソリンスタンドなどに行くと
「ガソリンタンクの水を取る添加剤を入れませんか?」と
言われたことがある方もいると思いますが・・・
添加剤でタンク内部の水が完全に無くなる事はありません。
そして、その腐食具合を外から見ることもできません。
私などは、ガソリンタンクを外すこともあるので内部を見ますが
その汚さはかなりのものです。
だから、そんな汚れを取るために「燃料フィルター」が装着されているのですが、
この存在は、非常にマイナーなのと、車検点検項目が激変しているせいか?
(昔は、車検時に燃料フィルターを交換することが普通でした。)
RX−8のように、燃料フィルターが別に装着されることが無くなった
新しいクルマが誕生しているせいか?
「燃料フィルターの交換を行う」など皆無に等しい状況となっています。
しかし、RX−7のFD3SもFC3Sは、この燃料フィルターが装着されており、
このフェルターがあるおかげで・・・
エンジンが稼動している間、絶え間なく
ガソンリンタンク内部の汚れと一緒に吸い上げられたガソリンを「ろ過」して
クリーンアップされたガソリンをエンジンに送っているのです。
そんな重要な役割を果たしている燃料フィルターなのに
「交換する」という大切さは、ほとんど知られていない。
だから、あなたの知らぬ間に燃料フィルターは汚れに汚れて
フィルターの役割を果たせなくなり、
汚れたガソリンがエンジンに供給されてしまうので、
様々なトラブルを引起してしまうのです。
実際に汚れに汚れた燃料フィルターから出たガソリンの色を見て下さい!
どうですか?
画像にある手のマークの先のガソリンの色は真っ黒です。
通常、ガソリンはメーカーにもよりますが
みなさんが使っているハイオクの場合、薄いピンクがかった色をしています。
ところが、しつこいようですが画像のガソリンの色は真っ黒です!
これは、きれいに「ろ過」させるためのフィルターが汚れてしまい
フィルター内部に燃料が入ると、クーリンアップするはずの燃料が逆に汚れてしまい
このように真っ黒なガソリンになってしまっているのです!
こんなに汚れたガソリンがエンジン内部に供給されれば
誰でもエンジンに良くないことは、クルマの基本知識なんかなくても分かります!
そして、実際にエンジンの寿命を縮めてしまいます。
また、燃料フィルターが汚れて目詰まりを起こすと
さらに重大なトラブルが起きてしまいます。
それは“ガソリンが正しく均等にエンジン側へ送れない”というトラブルです。
こうなると・・・、
- エンジンのアイドリングが不安定
- 走行時にエンジンが止まりそうになる
- 突然エンジンが噴けなくなった
といった症状が出てきます。
このような症状の原因は、いろいろと考えられます。
例えば、負圧ホースの抜けやパイピングのジョイント部分に隙間が生じたり、
各部エアーホースからの漏れなどが一般的な原因ですが、
ここ数年は、上記の部分の修理よりも「燃料フィルターの汚れ」による
エンジン系トラブルが多く、何よりも「燃料フィルターの交換」を優先させて
メンテナンスすることが多くなってきています。
ロータリーに乗っている方は、エンジンオイルなど気をつけていると思いますが
ガソリンが汚れいたら、元もこうもないと思いませんか?
実際にストレーナーの汚れや目詰まりは、結構あります。
私は、コンピューターのセッティングもかなり行っていて、
セッティング前のメンテナンスは絶対に欠かせないのですが
「何かエンジンの調子が悪い!」ということが多々有り、
点検するとだいたいフューエルストレーナーがアウト!で
不調におちいっていることが非常に多く・・・、
今では、燃料フィルターの交換は、そんなに費用がかからないので
うちでは、コンピューターのセッティングの時は、絶対条件で交換しているほどです。
ハッキリいって、コンピューターセッティングにあたって
「万が一エンジンを壊しても当店は、責任ありませんよ!」っていう誓約書に
お客さんから同意のサインをもらうより、その方がいいからです。
燃料フィルターは、役割の割りに本当にほとんど知られていない部品で、
チューニング雑誌などでもほとんど取り上げることがなく、
メジャーなメンテナンスではありません。
しかし、ガソリンが正しく供給されなければ、
エンジンは、稼動できないので重要ポイントなのです!
また、RX−7も特にFD3Sは斬新なボディ形状だけに古さを感じませんが
それなりに月日が経ってきていて、補器類もだいぶ疲れてきているのです。
FC3Sにおいては、年式的に絶対に行うべきメンテナンスです。
(FDもそうですが・・・)
今、特にエンジンの不調で悩まされていなくても、
とても重要な部分なのと、ほとんどの場合、交換したことの無い部分なので
愛車のエンジンのために、是非とも交換していただきたいです。
尚、交換サイクルは、最低でも3年に一度位は、行いましょう。
車検時に交換するくらいのペースが最も最適です。
しかし、燃料フィルターの交換作業を行ったことのない業者も多く、
交換方法を知らないので、中には「デフを全部降ろさないとできない!」と
言われるケースもあるようなのでご注意ください!
サンアイワークスでは、もちろんこの燃料フィルターの交換作業を行っています。
ご希望の方は、下記をご覧の上、今すぐお申込を!
燃料フィルター交換作業代
RX−7/FD3S&FC3S共通 17,000円(部品・交換工賃・税別)
※RX−8には「燃料フィルター」は無いので本作業は行えません!
お支払いは作業終了時に「現金」又は「クレジットカード」にてお願いします。
1、でんわ予約 → 043−298−0078
受付:10時〜18時 土日・祝日も受付OK!
定休日:毎週火曜・第2水曜日
2、WEB事前予約→次のフォームよりお申込下さい。
※交換作業の最終受付時間は、午後3時です。(作業時間:約1時間程度)
※当店作業開始時間:午前10時より